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やどりぎ薬局-品川区戸越のかかりつけ薬局

嘔吐があるときの対処法

嘔吐下痢症が流行っています。

その際の対処法の方法を知っていますか。

先日、学校薬剤師の仕事をしているときにも保護者の方から相談を受けました。
吐き気がひどいときに経口補水液を飲んでくれないとの相談でした。

脱水症状がないか確認する

皮膚や唇が乾燥している、意識がない
など普段の風邪と違う様子ならすぐに受診しましょう。

嘔吐がある際は2時間ほど、絶飲絶食

飲ませない、食べさせないで様子を見ます。
嘔吐したら、口の中はすすぐ程度で、水は飲ませない。
水分をとることで、胃に刺激になり、かえって嘔吐を繰り返すことになるためです。
子どもたちはこの段階でおなかすいたーというのですが、
欲しがっても、経口補水液で口を潤すだけにします。

そして、嘔吐が落ち着き、2時間ぐらいしてからペットボトルのキャップぐらいの経口補水液を15分毎に飲ませて行きます。
問題なく水分が取れるようなら、水分量を増やしていきましょう。

経口補水液が有効

OS-1が売っていますが、少ししょっぱく飲みづらいと嫌がる場合はアップル味がおすすめ。ジュースのようで、おいしいです。
やどりぎ薬局でも扱っていますので、家に備蓄しておくといいでしょう。

経口補水液は家で作れる

OS-1は嘔吐、下痢時には電解質バランスが良くお勧めですが、ない場合は自宅でも作れます。

500㎖ペットボトルに
一度沸騰させた水500ml
砂糖20グラム=ペットボトルのふた、すりきり1杯
塩1.5グラム(小さじ1/4杯)
(あればレモン汁 数滴)
をいれて、よく振る

作ったものは冷蔵庫で保管し、1日で破棄しましょう。

嘔吐が4時間以上続く
高熱がある
目がうつろ
皮膚や唇が乾燥している
機嫌がわるい
などの症状がある場合は、早めに受診しましょう。

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